グラビアやテレビなどで活躍する人気モデルの佐藤かよが先日、自分が男性であることを自ら告白した。ファンをはじめ、彼女を一目見たことのある人からは続々と驚きの声が挙がっているようだが、中国国内でも大きく報じられた。
中国新聞社は、21歳の彼女が自身のブログ上で男性であることをカミングアウトしたことを彼女の写真つきで伝え、「彼女の卵のような肌や細いスタイルからは男性とは思いもつかない」ことから多くのファンが「メガネを落とした」（驚いたことをあらわす常套句）とした。
佐藤のカミングアウトについて、中国新聞社をはじめとする100以上の中国国内メディアが記事を掲載または転載した。中国国内で決して有名ではないタレントに関する話題は、一部サイトの芸能チャンネルが記事を掲載する程度に留まるのに対し、今回の扱いぶりは多くのメディアが驚くべき「ネタ」として注目した現れであろう。
写真つきだったこともあり、このニュースを閲覧するユーザーが急増。百度（Baidu）の検索ワードランキングにも10位以内に「佐藤」が入る人気ぶりとなった。なお、名前が「かよ」とひらがなであることから中国メディアは「佐藤」と名字のみを表記したため、「佐藤」がそのままランキングに登場した。
中国ではアニメ、ゲーム愛好家の間から発生した、女装した男性を指す「偽娘」という言葉が世間をにぎわせているが、今回の件についても国内ネットユーザーからは「まさに『偽娘』を地で行っている」といったコメントも寄せられている。そのほか、「そんなはずはない」「世の中はまさに森羅万象」などといった意見も見られた。
Yahooニュースより